宮城県仙台市にある移動式クレーン(オペレータ付)リース業・重量物・機器設置工事業を展開する新港機工株式会社です。

社長のひとりごと一覧

現場からの情報

 昔から大変お世話になっている小川先生(現岩手医科大の理事長をなさっている)から聞いた話である。小川先生は、ご存じの方も多いと思うが脳外科医としては有名な方である。入院中の脳卒中の二人の患者がいるとします。Aさんは左の脳にダメージを受けていて右半身の麻痺があり右腕が使えず、言葉も話せない。逆にBさんは右脳を損傷しているが言葉は普通に話せるし、たまたま体の麻痺も残らなかった。二人の状況を説明された後に「先生、どっちを社会復帰する上で大変だと思いますか」と問われたそうだ。先生はこれまでの常識では、手足が動いて、言葉が話せるなら大体完治ということになるので、深くは考えずに「それは右麻痺があって言葉が出ないんだから、Aさんの方が重症に決まっている。Bさんの方が社会復帰は早いよ」と言ったら、先生それは違います。Bさんの方が難しいです。右脳を損傷している人は、社会的な環境での微妙な人間関係の機微や情緒の動きといったようなことがわからなくなっていて、色々な失敗をすることが多く、実際には右脳障害は社会復帰が難しいのだと現場から教えられたとのことであった。なるほど、確かに一般的に私たちはこうだと決めつけてしまいがちである。現場からの正しい声に耳を傾けていかなければならないということを教えられた。


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