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社長のひとりごと一覧

呉下の阿蒙に非ず

 学生時代、小説の戦国時代ものをよく読んでいた。司馬遼太郎、山岡荘八、吉川英治氏などは特に面白かった。その時までは中国の戦史ものには、あまり興味がなかったが、本屋で司馬遼太郎さんの『項羽と劉邦』という単行本が目に入り買うことにした。読んでいるうちにスケールの大きさ故事成語の意味、中国の戦史ものの虜になってしまった。そして、三国志。人物名と陣形等をノートに書き写しながら、それでも理解できないときには、横山光輝著の漫画本をみながら読んだものであった。その中に『呉下の阿蒙に非ず』という故事がある。樊城にて三国志の主役の一人でもある関羽をを破った呉の大将軍呂蒙の話である。
 いつまでも呉の城下でたむろする蒙ちゃんではないぞ。むかしのような、学問教養のない男ではなく、見間違えるほどの進歩みせたという意味である。
 呉の孫権の配下に呂蒙という将軍がいた。腕力で秀でて武術や戦闘は大好きときているが、軍隊で出世し、一軍の将となっっていた。しかし、部下を育てるのがうまい孫権は、彼に学問を身につけるようすすめた。一念発起した呂蒙は兵法や歴史を勉強し、一流の戦略家となった。ある時大先輩の将軍がもらしたのがこの言葉である。教養のない男を『呉下の阿蒙』という表現となった話である。そういわれないように日々精進が大事(自分への戒め)である。


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