夏を思わせる天候が続いている。気持ち良さと少し汗がにじんでくると夏だなあ・・・と思う。デパートやスーパーの店頭に、今年も青梅やサクランボが宝石のように並び始めた。子供の頃からサクランボや梅干しは大好きで、特に夏場は梅干しに限る。今でもおにぎりやお茶漬けはもとより、食欲のない時や車酔い、おやつ代わりに梅干しは欠かせない私の常備食となっている。この時期になるとあの塩味も酸味も色つやも申し分のない、とろりとした梅干しの食感がいい。とくに紀州梅の梅干しは格別である。
小学生時代、父親の実家に行くと祖母が、梅干しづくりをしていた。こんなに塩を入れるのかとたくさんの塩の中に梅を漬け込み、それから4~5日天日をする。その天日干しされた梅が妙にうまそうに見える。ちょっと失敬するがまだまずい。次にしわしわになった梅をよくもみこんで、赤いしその葉で包んでかめに並べて漬け込んでいく。初夏の風物詩であった。そういった光景もこの時代は、あまり見かけなくなったが、青空に遠くに入道雲を見えるとその光景が思い出される。




